こんにちは。海外FX&EAオタク研究所、管理人秘書のアナです。
当ブログでは、海外FXのあれこれやEAを使ったシステムトレードについてリアルな情報をお伝えするとともに、特に初心者の方がFXの基礎知識をしっかり身に付けることができるように「FX初心者講座」シリーズをお届けしています。
さて、今回は「スワップポイントとは?日をまたぐポジションに発生する金利の仕組みを把握!」と題して、FXでポジションを保持する期間中に積み上げられるプラスとマイナスの金利「スワップポイント」について解説していきます。
FXでは、ポジションを保持している期間は毎日「スワップポイント」という2国間通貨の金利差に応じた収益もしくは損失が発生します。
この「スワップポイント」は一番は各国の金利に影響を受けて金額が決まるのですが、他にも保有ポジション量や為替レート、FX業者の采配などによっても毎日金額が変わってきます。
こんな言い方をするとすごく難しいもののように感じてしまうかもしれませんが、今回まずは「スワップポイント」というものがどういうものかをイメージしてもらうことを一番の目的としています。
ですのであまり複雑に考えずに、スワップポイントってこんなもんなんだってことを大まかに理解してもらえれば大丈夫です!
また最後にスワップポイントを利用したトレードに関する考察もまとめていますが、これはあくまで参考程度に。
特に日本のFX業者はスワップポイントのプラス値が高いこと、マイナス値が低いことを競って顧客集めに走ってますが、大事なのは「スワップポイントでどれだけ稼ぐことができるか」ということではありません。
当ブログでは、もっとトレードの本質をしっかり見つめていけるように心がけていますので、そういった目先の利益に惑わされないよう、しっかり注意喚起もしていきます。
ということで、まず今回の目的は「スワップポイント」を知ることなので、先に知識をしっかり深めていくようにしましょうね!
目次
スワップポイントとは何か?
まずは「スワップポイント」というものが何か?ということから、しっかり理解していきましょうね。
「スワップポイント」は「金利差調整分」とも呼ばれ、ポジションを持っている期間中に発生する金利のことを指しています。
貯金をしたときの金利と似たようなものなのですが、FXでは2国間の通貨をやり取りしているため、2国間の金利の差額を毎日受け取れるというシステムになっています。
ただし逆のパターンもあるということを覚えておいてください。
金利の高い通貨を売って、金利の低い通貨を買うと、2国間の通貨の金利差額を支払わなければなりません。
こういった2国間の金利の差を利用することから、スワップポイントは買う通貨が高金利であればあるほど、持ち続けることで金利差と保有するポジションに応じた多額の金利を受け取ることができるということになります。
またスワップポイントは日割りで付与されることから、原則的にポジションを持っている間は毎日受け取ることができます。
このようなスワップポイントのように、資産運用に際して、資産を保有することによって安定的・継続的に受け取ることのできる収益を「インカムゲイン(income gain)」といいます。
インカムゲインに対して、同じくよく使われる「キャピタルゲイン(capital gain)」は、保有している資産の価格が変動することによって得られる収益を指します。
一昔前までは、FXの取引にかかるキャピタルゲインに対して、FXのもうひとつの収益の柱として、インカムゲインであるスワップポイントが注目を集めていましたが、2020年コロナパンデミックでの世界的な経済の停滞によって、各国の政策金利が下がり、金利差による大きな利益を見込むことが難しくなっているということを頭の片隅に置いといてくださいね。
さて、スワップポイントの言葉の意味がわかったところで、じゃあスワップポイントはどのように計算されてプラス・マイナスされるのか?
ここからは、、
スワップポイントはどんな仕組みなのか?
ということを、数字を使って簡単に確認していきたいと思います。
先ほどからお伝えしているとおり、スワップポイントは2国間の通貨の金利の差によって、ポジションを持っている期間収益としてプラスされたり、損失としてマイナスされたりするというものでしたね。
政策金利とは?
経済の活性化や物価の安定など、金融政策上の目的を達成するために、中央銀行(日本では日本銀行)が設定する金融機関(一般の市中銀行)向けの短期金利のこと。
預金金利や貸出金利に影響を与える。
それでは2国間の政策金利によって、FXのスワップポイントがどのように計算されるのか、実際に見ていきましょう。
先に計算に必要になる各種要件を説明しておきますね。
要件
- 米ドル/円のポジションを保有する。
- 米ドル/円のレートは「1ドル=100円」で、ポジション保有期間中変動しないものとする。
- 政策金利は、2020年9月発表時の「米国=0.25%」「日本=-0.10%」を使用する。金利差は「0.35%」。
- FX業者によるスワップポイントの値変更は考えないものとする。
以上の要件の下で、、
米ドル/円の買いポジションを1万通貨持つと、金利の安い円を手放して、金利の高い米ドルを保持することになるから、
100円(ドル円レート)×1万通貨×0.35%(金利差)=3,500円(年間収益)
1年間で3,500円のスワップポイントによる収益(スワップ収益)を受け取ることができるという計算になります。
この金額を1年365日の日割りで計算すると、
3,500円(年間スワップ収益金額)÷365日(1年間)=9.5890....≒9.6円(1日の収益)
となり、ポジションを保有している期間は、毎日9.6円のスワップ収益を受け取ることができるということになるわけです。
反対に、
米ドル/円の売りポジションを1万通貨持つと、金利の高い米ドルを手放して、金利の安い円を保持することになるから、
100円(ドル円レート)×1万通貨×0.35%(金利差)=3,500円(年間損失)
3,500円(年間スワップ損失金額)÷365日(1年間)=9.5890....≒9.6円(1日の損失)
ということで、買いポジションとは反対に、ポジションを保有している期間は、毎日9.6円のスワップ損失額を支払っていかなければならないということになります。
同じ例で10倍の10万通貨単位のポジションを持つ場合には、
100円(ドル円レート)×10万通貨×0.35%(金利差)=35,000円(年間スワップ金額)
35,000円(年間スワップ金額)÷365日(1年間)=95.890....≒96円(1日のスワップ金額)
スワップでもらったり支払ったりする金額が倍々に増えるということになるわけですね。
また事前に要件として説明していた「為替レート」も日々変動しているので、為替レートによってもスワップポイントによる収益損失額は毎日変わってくるということになります。
ここでは簡単に、米ドル/円のレートが110円に上がった場合と、90円に下がった場合を確認しておきましょう。
米ドル/円のレートが110円に上昇
110円(ドル円レート)×10万通貨×0.35%(金利差)=38,500円(年間スワップ金額)
38,500円(年間スワップ金額)÷365日(1年間)=105.479....≒105.5円(1日のスワップ金額)
米ドル/円のレートが90円に下落
90円(ドル円レート)×10万通貨×0.35%(金利差)=31,500円(年間スワップ金額)
31,500円(年間スワップ金額)÷365日(1年間)=86.301....≒86.3円(1日のスワップ金額)
このように為替レートの変動にも、スワップポイントによる収益損失は大きく影響を受けるということがわかると思います。
またFX業者によってもスワップポイントの金額は変わってきます。
日本のFX業者がスワップポイントの優位性を、スプレッドと同じように競って宣伝しているのを見たことがあると思いますが、スワップポイントの値もFX業者がある程度自由に設定することができるということも、知識として理解しておきましょう。
参考スプレッドについては、以下の記事で詳しく解説しています。 こんにちは。海外FX&EAオタク研究所、管理人秘書のアナです。 当ブログでは、海外FXのあれこれやEAを使ったシステムトレードについてリアルな情報をお伝えするとともに、特に初心者の方がFXの基礎知識を ...
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スワップポイントの仕組みをイメージできるようになれば、あとは仕組みに関連して、、
スワップポイントはいつ発生するのか?
ということも知っておくようにしましょう。
お伝えしているとおり、スワップポイントはポジションを持っている期間中に発生する金利ということで、プラスであれマイナスであれ、毎日発生しています。
期間中ということは、すなわちポジションを翌営業日に持ち越すことで発生の要件を満たすことになり、例えば新規で建てたポジションをその日中に決済した場合には、スワップポイントの受け渡しが発生しないことになります。
ドギーが疑問に思ったところがまさにミソで、スワップポイントの受け渡しが発生する、すなわちポジションを翌営業日に持ち越すというのは、1日の取引が終了する「ニューヨーク時間の夕方」ということになります。
ニューヨーク時間の夕方、これは日本時間の朝7時前後です。
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この日本時間の早朝に大体のFX業者が日次の清算処理を行うのですが、その作業に合わせてスワップポイントも計算された金額がポジションに反映されることになるわけです。
そうなると、為替市場がお休みになる土曜日・日曜日・祝日・元旦などはどうなるのか?ということが気になるところですが、先ほどスワップポイントの年額を365日で日割りをして1日分の金額を算出したとおり、スワップポイントは365日毎日発生しています。
したがって、土曜日・日曜日のスワップポイントは金曜日の分を合わせて3日分、週が明けた月曜日以降に受け渡しが行われ、ポジションに反映されることになります。
ちなみにスワップポイントの受け渡しスケジュールは、厳密なルールが定められているわけではないので、FX業者によって、、
- 水曜日から木曜日の営業日切り替え時(木曜日の朝7時前後)に3日分をまとめて受け渡し
- 金曜日から月曜日の営業日切り替え時(月曜日の朝7時前後)に3日分をまとめて受け渡し
というように、パターンが分かれているので、あなたがお使いのFX業者の規則を確認するようにしましょう。
あと少し複雑になるので、参考程度に確認してもらえればいいのですが、世界各国の祝日には、その国の通貨が絡んだ通貨ペアのポジションについてスワップポイントの受け渡しが発生しないということになっているので、祝日が明けて数日分のスワップポイントがポジションに反映されることがあるということを知っておいてくださいね。
スワップポイント目的のトレードは成立するのか?
ここまで一通りスワップポイントに関する基礎知識を学んできましたが、最後に「スワップポイント目的のトレードは成立するのか?」ということを確認しておきたいと思います。
スワップポイント目的のトレードは「スワップトレード」と言って、取引手法のひとつとして存在するのは確かです。
また実際に日本のFX業者の多くが、自社のスワップポイントの優位性を謳って、スワップポイントで稼げることを大々的に打ち出しています。
でも初心者の方にこそわかってもらいたいのは、スワップポイントで継続的にしっかりした金額を稼ぐなんて、とてもじゃないけど難しいってこと。
ということで、結論から先にお伝えすると、スワップポイント目的でトレードを行うのはオススメしません。
ここからはスワップトレードをオススメしない理由、もっと言ってしまえば、スワップポイントを目的としたトレードは破綻する可能性が高いよってことを確認するため、ポイントを押さえていきたいと思います。
スワップトレードの失敗ポイント
- ポイント1.高金利通貨に手を出してしまう
- ポイント2.世界情勢で各国の政策金利が大きく変わる
- ポイント3.為替レート変動による含み損に精神的に耐えられない
- ポイント4.相場の暴騰・暴落で一気にポジションがロスカットされる
ポイント1.高金利通貨に手を出してしまう
日本のFX業者が大好きな3大高金利通貨、、
- トルコリラ
- 南アフリカランド
- メキシコペソ
これはほんとに各社有利なスワップポイントを競って、大々的に広告を打っています。
そしてFXの初心者ほど、FX業者や比較サイトなどで得た情報で、これら3つの高金利通貨でスワップトレードを行い、失敗してしまいます。
そもそもトルコを始めとして南アフリカ・メキシコなど金利が高い新興国の多くは、経済基盤が弱かったり、政治が安定していなかったりといった不安要素を抱えています。
そのため国の景気が悪化したり、政治的なリスクが高まると、その通貨自体が大きく値下がりしてしまい、保有する買いポジションが大きな含み損を抱えてしまう可能性が高いわけです。
いくらスワップポイントで金利を貯めていっても、FX本来の為替相場の値動きによる取引部分で損失が膨らみ、合計すると損益がマイナスになってしまい、最終的に破綻してしまうというのが高金利通貨の失敗するポイントです。
ポイント2.世界情勢で各国の政策金利が大きく変わる
各国の政策金利は、世界の経済情勢ですぐに変更されてしまいます。
特に2020年は世界的な政策金利の引き下げが顕著な年となりました。
コロナウィルスが地球規模のパンデミックとなり、世界中の国々がロックダウンを行うことで経済が停滞し、ひどい景気の後退をまねいてしまったからです。
下の表は2020年の主要各国の政策金利の推移を表していますが、2020年2月にコロナが問題になり始めてから、ほとんどすべての国で政策金利が下がっているのが確認できます。
(主要各国政策金利表【単位=%】)
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本 | -0.10 | -0.10 | -0.10 | -0.10 | -0.10 | -0.10 | -0.10 | -0.10 | -0.10 |
アメリカ | 1.75 | 1.75 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 |
EU | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 |
イギリス | 0.75 | 0.75 | 0.10 | 0.10 | 0.10 | 0.10 | 0.10 | 0.10 | 0.10 |
カナダ | 1.75 | 1.75 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 |
オーストラリア | 0.75 | 0.75 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 |
ニュージーランド | 1.00 | 1.00 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 |
スイス | -1.25 | -1.25 | -1.25 | -1.25 | -1.25 | -1.25 | -1.25 | -1.25 | -1.25 |
香港 | 2.00 | 2.00 | 0.86 | 0.86 | 0.86 | 0.86 | 0.86 | 0.86 | 0.86 |
南アフリカ | 6.25 | 6.25 | 5.25 | 4.25 | 3.75 | 3.75 | 3.50 | 3.50 | 3.50 |
中国 | 4.35 | 4.35 | 4.35 | 4.35 | 4.35 | 4.35 | 4.35 | 4.35 | 4.35 |
トルコ | 11.25 | 10.75 | 9.75 | 8.75 | 8.25 | 8.25 | 8.25 | 8.25 | 10.25 |
ノルウェー | 1.50 | 1.50 | 0.25 | 0.25 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 |
スウェーデン | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 |
メキシコ | 7.25 | 7.00 | 6.50 | 6.00 | 5.50 | 5.00 | 5.00 | 4.50 | 4.25 |
ロシア | 6.25 | 6.00 | 6.00 | 5.50 | 5.50 | 4.50 | 4.25 | 4.25 | 4.25 |
※2020年11月現在で確定発表されている、9月までの主要各国の政策金利を掲載しています。
政策金利の引き下げ、すなわち利下げには、中央銀行から市中銀行にお金が流れ、さらに市中銀行から企業や個人がお金を調達しやすくなるという効果があります。
このように世の中のお金の流動性を上げることで経済活動が活発になり、景気を上向かせる方向に作用することが期待されるということから、世界的な緊急利下げが一斉に行われたというわけです。
しかしスワップポイントという面から見ると、世界各国の政策金利の引き下げは、プラスのスワップ金額を引き下げるという負の効果となって現れます。
スワップポイントを期待してポジションを保持していても、政策金利の引き下げによってマイナススワップになることもあるというわけですね。
ポイント3.為替レート変動による含み損に精神的に耐えられない
ポイントの3つ目は、人間の感情面によるところですが、ポイント1でも話したとおり、スワップポイントを期待して高金利通貨のポジションを長期間保持することは、ほんとに難しいことなんです。
そもそもポジションを持っていて含み益が出ているときは大丈夫なのですが、持っている通貨に関するマイナス要因が発生して通貨の価値が大きく下落すると、相場は大きく下落し、一気に含み損を抱えてしまうこともよくあることです。
そんなときに人間は精神的に我慢することができなくなって、ポジションを持っていることが辛くなってしまいます。
そうなると最後、ポジションを決済して損失でフィニッシュということも、スワップポイント失敗あるあるです。
逆に含み損だったのが含み益に変わったときも、人間は弱いもので、利益に変わった時点ですぐ決済してしまおうと思って行動してしまうものですよね。
これではスワップポイントを目的としたトレードだったのかどうかもわからなくなってしまいます。
FXはトレード手法やトレード計画が壊れた時点で、利益・損失に関わらず失敗です。
このような精神面から見ても、スワップトレードは非常に難しいと言えます。
ポイント4.相場の暴騰・暴落で一気にポジションがロスカットされる
ポイントの4つ目は、もうこれまで解説してきたポイントからもわかると思うのですが、特に高金利通貨に関しては、暴騰・暴落とまではいかなくても、少しのネガティブ要因で大きく相場が動くため、ポジションがロスカットされる可能性が高くなります。
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結局のところ、スワップトレードのフィニッシュは口座の破綻と言っても間違いありません。
スワップポイントで得ることのできる金額を増やそうと思うと、保有するポジションの通貨単位を増やす必要があって、保有通貨単位を増やすと証拠金維持率が下がって危険な状態になります。
それでも大丈夫かなと思っていたところに、保有通貨に関するネガティブ要因が発生して、通貨の価値が下落、含み損に証拠金が耐えられなくなってロスカットという結末に。
これがスワップトレードの一番わかりやすくて、一番多い失敗なんじゃないかなと思います。
ここまでスワップトレードをオススメしない理由、破綻する可能性が高い根拠を挙げてきましたが、、
それでもスワップトレードをしたいなら、、
- 証拠金をたくさん準備する
- 何十円、何千pips相場が動いてもロスカットされないポジション量を徹底する
- 高金利通貨には手を出さない
- プラスのスワップが出る方向の注文で、天井値もしくは底値でポジションを建てる
他にもあるかもしれませんが、パッと思いつくのはこれくらいですね。
「スワップポイントとは?日をまたぐポジションに発生する金利の仕組みを把握!」まとめ
今回の「FX初心者講座」は、FXでポジションを保持する期間中に積み上げられるプラスとマイナスの金利である「スワップポイント」について解説してきました。
最後に今回の内容をまとめておきますね。
「スワップポイントとは?日をまたぐポジションに発生する金利の仕組みを把握!」まとめ
- スワップポイントとは何か?
- スワップポイントはどんな仕組みなのか?
- スワップポイントはいつ発生するのか?
- スワップポイント目的のトレードは成立するのか?
ポイント1.高金利通貨に手を出してしまう
ポイント2.世界情勢で各国の政策金利が大きく変わる
ポイント3.為替レート変動による含み損に精神的に耐えられない
ポイント4.相場の暴騰・暴落で一気にポジションがロスカットされる
それでもスワップトレードをしたいなら、、
いかがだったでしょうか?
スワップポイントは、ポジションを保有した状態で営業日をまたげば、その期間中毎日発生する金利のようなものということでした。
ただFXが2国間の通貨をやり取りする仕組みであることから、各国の政策金利によってスワップポイントは大きく影響を受け、金利差によってプラス・マイナスどちらのスワップ金額も発生します。
またスワップポイントは日々の為替レートや保有するポジション量にも影響を受けるため、トレーダー自身が厳密に金額を算出することは困難です。
もちろんスワップポイントが有利なFX業者を使ってトレードすることはいいことですが、今回の解説の最後にお話したとおり、スワップポイントを目的としたスワップトレードは本当に難しいということをしっかり認識しておいてください。
ですので、高金利通貨の絡んだ通貨ペアのトレードでスワップポイントを稼ぐというよりは、日常のトレードの中で保有しているポジションに対してスワップポイントが付与されてるなぁという程度の感覚で見ているのがベストだと思います。
そのスワップポイントが利益ならば少しうれしいですし、損失だったとしてもトレード本体の利益と相殺してプラスにしてしまいましょう。
そんな本物のトレードができるようになるまで、まずはしっかり知識を吸収していくことが大切です。
上辺だけの情報に惑わされることなく、これからも一緒に基礎からFXを学んでいきましょうね!
ドギーにはボスの良い面だけをしっかり見習うようにアドバイスしときますね。。(汗)
今回は「日をまたぐポジションに発生するスワップポイント」について解説してきました。
ぜひ参考にしてもらえたらうれしいです。
またこの記事に関する質問や感想、要望などがありましたら、ぜひぜひお問い合わせくださいね。
なお、FX初心者の方が迷うことなく、かつ効率的にFXの基礎知識を学んでいけるように、すべての「FX初心者講座」をまとめた記事を作っています。
「FX初心者講座」シリーズを順番に見ていきたい場合、また経験者の方でも基礎知識を復習したい場合は、次の記事を是非参照してみてくださいね。
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【知らなきゃ勝てない】FX初心者が理解すべき基礎知識を超簡単解説!(「FX初心者講座」の歩き方)
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