どうも!海外FX&EAオタク研究所、管理人です。
「VPSを使いこなすシリーズ」も第3弾になりました。
今回は、あなたの自宅PCで起動できるようになった「VPS」に「EA」を動かすための取引ツール「MT4」を導入していきましょう!
その前に「VPSを使いこなすシリーズ」の第1弾・第2弾で解説してきた内容について少し振り返りを。。
シリーズ第1弾では「VPSの契約方法」として、オススメのVPS業者「ABLENET(エイブルネット)」を紹介しながら、実際の契約手順を解説してきました。
また第2弾では「VPSの起動方法」として、自宅PCから契約したVPSを起動して、仮想デスクトップ画面を表示させる手順を解説しました。
以上の手順を踏まえて、今回は「VPSにMT4を導入する手順」を解説していきます。
VPSにMT4を導入する手順は、おおまかな点は自宅PCにMT4を導入する手順と同じなんですが、やはり環境が違うことから細かなところで少し手順が違ってくる部分もあります。
また「VPSを初めて使う」という方にとっては、つまづきポイントもあって時間がかかってしまったということも実際あるので、この手順を見ながら進めてもらうのが一番楽なんじゃないかなと思います。
導入手順としては、、
- MT4のダウンロード
- MT4をインストール
- MT4にログイン
- MT4の起動とログインの成功を確認
の4つのパートがありますが、ひとつひとつの作業はすごく簡単なので一気に終わらせることが出来ます。
それでは早速VPSにMT4を導入していきましょう!
目次
VPSを起動する
まず始めにVPSを起動しておきましょう。
起動方法がわからなくなってしまった場合は、以下の記事を参照してくださいね。
MT4をダウンロードする
続いてMT4をダウンロードします。
MT4のダウンロードには以下の2つのパターンがあります。
【パターン1】
自宅PCにMT4インストールファイルをダウンロードしてからVPSにセットする
【パターン2】
VPS環境に直接MT4インストールファイルをダウンロードする
パターン2の方が作業としては単純なんですが、セキュリティ設定によってダウンロード制限がかかってしまったりしてつまづいてしまうこともあるため、慣れた自宅PC環境でダウンロードしてしまってからVPSにダウンロードファイルを貼り付けるパターン1をオススメします。
【パターン1】自宅PCにダウンロードした「MT4インストールファイル」をVPSにセットする
(1)まずは自宅PCに「MT4インストールファイル」をダウンロードしましょう。
以下の「XM(海外FX)公式ホームページ」をクリックして、XMのホームページを開いてください。
(2)XMのホームページから、画面上部真ん中の「プラットフォーム」をクリックしてください。
(3)「各種プラットフォームの選択」画面が開きます。
この画面から様々なデバイスのMT4/MT5をダウンロードできるようになっていますが、今回は「Windows版MT4」をダウンロードしますので、一番左上の「PC対応MT4」をクリックしてください。
(4)「MT4のダウンロード」画面が表示されますので、そのまま中央下段真ん中の「ダウンロード」をクリックしてください。
(5)ここからはお使いのブラウザによって若干動作が変わってきますので、先に「Google Chrome」、後に「Internet Explorer」の順で説明します。
ブラウザが「Google Chrome」の場合
(6)「ダウンロード」をクリックすると、以下のとおり画面左下に「xmtrading4setup.exe」がダウンロードされた旨表示されます。
(7)表示された「xmtrading4setup.exe」を右クリックするとメニューが開きますので、メニューの中の上から3つ目「フォルダを開く」をクリックしてください。
ブラウザが「Internet Explorer」の場合
(6)「ダウンロード」をクリックするとダウンロードが始まり、以下のとおり画面中央下に「exeファイルを実行するか、保存するか」の確認を促すポップアップが表示されます。
右側に3つ並んだボタンの真ん中「保存」をクリックしてください。
(7)「保存」をクリックすると、「ダウンロードが完了」したことを知らせるポップアップが表示されます。
右側に3つ並んだボタンの真ん中「フォルダーを開く」をクリックしてください。
(8)「フォルダを開く」をクリックすると、あなたのパソコン環境でダウンロードデータを格納する設定になっているフォルダが自動で開き、その中にダウンロードした「xmtrading4setup」が入っていることを確認できます。
(9)このダウンロードした「xmtrading4setup」ファイルを右クリックでコピーしておいてください。
(10)コピーした「xmtrading4setup」ファイルをVPSのデスクトップに貼り付けます。
最初に起動しておいたVPSの仮想デスクトップ画面を開いて、「デスクトップ」上で右クリックをして、展開したメニューの中から「貼り付け」をクリックします。
(11)「xmtrading4setup」がVPSのデスクトップに貼り付けられて表示されました。
(12)以上で、「【パターン1】MT4ファイルのダウンロード」作業は完了です。
次のステップ「MT4をインストールする」に進んでください。
【パターン2】VPS環境に直接MT4インストールファイルをダウンロードする
(1)お使いのPC環境によっては、「貼り付け」で「xmtrading4setup」ファイルを仮想デスクトップにセットすることが出来ない場合もあります。
その場合はVPS環境で直接「MT4」ファイルをダウンロードしましょう。
仮想デスクトップ画面の左下「Windowsマーク」をクリックしてください。
(2)スタートメニューが表示されますので、中から「Internet Explorer」をクリックします。
(3)「Internet Explorer」が立ち上がりますので、アドレスバーに「XMのMT4ダウンロードページのURL」を貼り付け(入力)してください。
XMのMT4ダウンロードページのURL
https://www.xmtrading.com/jp/mt4
(4)キーボードの「ENTER」を押して「MT4ダウンロードページ」を開きます。
画面下の中央縦に3つ並んだボタンの真ん中「ダウンロード」をクリックして「MT4ファイル」をダウンロードしてください。
(5)「ダウンロード」をクリックするとダウンロードが始まり、以下のとおり画面中央下に「exeファイルを実行するか、保存するか」の確認を促すポップアップが表示されます。
右側に3つ並んだボタンの真ん中「保存」をクリックしてください。
(6)「保存」をクリックすると、「ダウンロードが完了」したことを知らせるポップアップが表示されます。
右側に3つ並んだボタンの真ん中「フォルダーを開く」をクリックしてください。
(7)「フォルダーを開く」をクリックすると、自動的にダウンロードフォルダが開き「xmtrading4setup」ファイルが格納されているので、その「xmtrading4setup」ファイルを仮想デスクトップの「デスクトップ」に保存しておいてください。
【参考】セキュリティ警告が表示されてダウンロード出来ない場合の対処方法
「ダウンロード」をクリックした際に、以下のように「セキュリティ警告」が表示され、ダウンロードが出来ない場合があります。
これは新しく契約したWindowsサーバーのインターネットセキュリティのレベルが高く設定されているために起こるものです。
対応方法を解説していきます。
(1)まず「セキュリティの警告」のポップアップウィンドウは、いったん「OK」ボタンで閉じてください。
(2)そしてインターネットエクスプローラーの画面に戻って、画面右上にある歯車マーク「ツール」をクリックしてください。
メニューが下に展開して表示されますので、下から2つ目の項目「インターネットオプション」をクリックしてください。
(3)「インターネット オプション」のポップアップウィンドウが表示されます。
初期は「全般」タブの内容が表示されていますので、隣の「セキュリティ」タブをクリックしてください。
ウィンドウ下の中央付近に「レベルのカスタマイズ」ボタンがあるのでクリックしましょう。
(4)新たに「セキュリティ設定 - インターネット ゾーン」というポップアップウィンドウが開きます。
まずウィンドウ右側の「スクロールバー」を一番下まで下げて、「ダウンロード」という項目を表示させてください。
「ダウンロード」項目の最初にある「ファイルのダウンロード」の「無効にする」ボタンが押された状態になっていると思いますので、「有効にする」ボタンをクリックしてから、一番下にある「OK」をクリックしてください。
(5)すると「警告」というポップアップウィンドウが表示されますが、問題ありませんので「はい」をクリックしてください。
(6)「インターネット オプション」の画面に戻ってきますので、最後に一番下の「OK」をクリックしてください。
この後、「MT4」のダウンロード画面の「ダウンロード」をクリックすると、ファイルがダウンロードされます。
MT4をインストールする
(1)MT4ファイルのダウンロードが完了すれば、続けて「MT4」をインストールしていきましょう。
「xmtrading4setup」が仮想デスクトップ(VPS)のデスクトップに貼り付けられて表示されていますので、ダブルクリックしてください。
(2)ダブルクリックすると、以下の「インストール用のセットアップ」画面が表示されます。
ライセンス同意書の内容を確認いただき、右下真ん中の「次へ」ボタンをクリックしてください。
MT4にログインする
(1)MT4のインストールが終了すれば、自動的にMT4が起動してチャート画面が開くようになっています。
自動で開かない場合は、デスクトップにMT4起動用のショートカットアイコンが作成されていますので、ダブルクリックしてMT4を起動してください。
XMのMT4起動用ショートカットアイコン
(2)MT4が起動すると、チャート画面が開くとともに「取引サーバー」を選択するポップアップが表示されますので、サーバーを選択して「次へ」をクリックしてください。
もし取引サーバーを選択するポップアップが自動で表示されなかった場合は、MT4画面の最上部に表示されている各種メニューバーの一番左にある「ファイル」から「デモ口座の申請」をクリックすれば、取引サーバーを選択するポップアップが立ち上がります。
使用するサーバーの確認方法
①口座開設時にXMから送付されている「登録完了メール」で確認できます。(口座の有効化前の口座開設完了時にXMから送られるメールです。)
②XMのホームページからログインした会員ページの「マイアカウントの概要」からも確認できます。
(3)「取引サーバー選択」画面からサーバーを選択して「次へ」をクリックすると、「アカウントタイプを選択」画面が開きます。
この画面では、「既存のアカウント」を選択し、「ログインID」と「パスワード」を入力してから「完了」をクリックしてください。
(4)「ログインID」「パスワード」「サーバー」が正しければログインが完了し、あなたの取引口座専用のMT4が起動します。
【参考】取引サーバー選択欄にあなたの使用するサーバーが表示されない場合の対処方法
お伝えしている通り、取引サーバーを選択する際に、あなたの使用するサーバーが検索リストに表示されない場合があります。
以下の方法を試していただくとサーバーが検索リストに表示されるようになりますので、確認してくださいね。
- MT4の取引サーバーをスキャンする
- 取引サーバーを直接入力して検索する
- MT4を再インストールする
(1)MT4の取引サーバーをスキャンする
取引サーバー選択画面でサーバー名が並んでいる枠の右下「スキャン」をクリックしてください。
数秒でスキャンが完了し、サーバーリストが更新されますので、あなたのサーバーがあるかどうか確認してください。
(2)取引サーバーを直接入力して検索する
1のスキャンする方法でもあなたのサーバーが表示されない場合は、直接入力して検索してみましょう。
取引サーバー選択画面でサーバー名が並んでいる欄の一番下までスクロールすると、「新しいブローカを追加します。」という文字が表示されます。
この「新しいブローカを追加します。」をクリックしてください。
すると「新しいブローカを追加します。」の文字が消えて、代わりに直接サーバー名を入力することが出来ますので、あなたのサーバー名を直接入力してください。
検索が終了してサーバー名が見つかれば一覧に追加されますので、選択してログインしましょう。
サーバーを一括で取得する方法
サーバー名の直接入力でも表示されない場合は、サーバーの一括取得を試してみましょう。
サーバー名を入力する欄に、「Trading Point」と入力して、キーボードの「ENTERキー」を押してください。
XMの使用しているサーバーがすべて表示されますので、あなたのサーバーを選択してください。
(3)MT4を再インストールする
1と2の方法を試してもまだサーバーが表示されない場合は、MT4を再インストールしてみましょう。
まず今VPSにインストールされているMT4をアンインストールしてください。
次にVPSを再起動した上で、改めてMT4のダウンロードからインストールまでを行って、再度あなたのサーバーを検索してください。
MT4の起動とログインの成功を確認する
MT4にログイン出来れば、「MT4が起動しているか?」「思ったとおりの口座でログイン出来ているか?」を確認しておきましょう。
MT4の起動とログインの成功については、次の方法でチェックしてくださいね。
- 表示されているチャートが動き出しているか?
- 画面右下のアンテナが「緑色」で、数字が動いているか?
- 画面左の「ナビゲーター」ウィンドウに、「サーバー名・あなたの口座番号・ローマ字氏名」が表示されているか?
この時、チャートが動いていない、画面右下のアンテナが「赤色」で「無効な口座」や「回線不通!」と表示される場合は、ログインに失敗しています。
MT4にうまくログインできない(「無効な口座」「回線不通!」)場合は、以下の内容をチェックしてみてください。
MT4にログインできない場合の確認内容
- 「口座の有効化」が終わっているか?
初めてXMの口座を開設した方は、口座の有効化が終わっていなければログインできませんので、以下の記事を参考に、先に口座を有効化してください。
→XM(海外FX)リアル口座有効化方法 - 「口座番号」が間違っていないか?
- 「サーバー」が間違っていないか?
- 「パスワード」が間違っていないか?
- 「取引プラットフォーム」を間違っていないか?
開設した口座の取引プラットフォームとして「MT4」を選択した場合、「MT5」をインストールしてもログインできません。
逆も同様に、口座の取引プラットフォームとして「MT5」を選択した場合、「MT4」をインストールしてもログインできません。
うまくログインできて、チャートが動き出せば「MT4のインストール」作業は完了です。
なお、XMの取引ツール「MT4」および「MT5」の特徴については別の記事で解説していますので、よろしければご覧ください。
参考「MT4およびMT5のメリット・デメリットなどの特徴」については、以下の記事を参照してください。
→XM(海外FX)MT4ダウンロード・インストール・ログイン方法
VPSへのMT4導入手順まとめ
最後に今回解説してきました「VPSへのMT4導入手順」についてまとめておきますね。
VPSへのMT4導入手順まとめ
- VPSを起動する
- MT4をダウンロードする
- MT4をインストールする
- MT4にログインする
- MT4の起動とログインの成功を確認する
VPSにMT4を導入する手順は、パソコンに一般的なソフトをインストールする手順と変わらないので、パソコンの操作に慣れている方は案外簡単に出来たんじゃないでしょうか?
また自宅PCにMT4を導入する手順と大きくは違わないため、それほどややこしくなかったと思います。
ただVPSの環境で色々な作業をしていると、思わぬエラーやメッセージが表示されて、うまく進めることが出来ないということが結構起こったりします。
もちろんそんなエラーなどのトラブルを調べて解決することによって、VPS環境にどんどん慣れていくことも必要なのですが、「まずはEAを動かして自動売買トレードを開始したい!」という場合には、余計なトラブルは避けたいところですよね。
なので当ブログでは、なるべく慣れた自宅PCで出来る作業は自宅PCの環境でやってしまって、VPS環境では必要最小限の手順で作業を進めれるように解説しています。
また今後「VPSを使いこなすシリーズ」では、VPS環境での作業についても解説していきますが、とにかくEAを動かせるようになるまでは最短距離の作業手順をお話するようにしますね。
ということで次回はいよいよEAを動かす最終段階、「VPSに導入したMT4にEAを設定する手順」を解説していきます。
今回も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。